せせらぎの館

洗礼を受けました。
鹿児島ならではの洗礼。午後4時頃でした。

それは「灰」。
全国ニュースでもやってましたが、桜島が結構大きな爆発をしまして、うちのほうに灰が来たんですよ。
スタジオで収録中だったんですが、モニターで噴煙が上がってるのを見せて下さいまして、黒い煙がドゥワーって立ち上ってる訳ですわ。

こりゃいつもと規模が違う！凄い高い所まで噴煙上がってるぞ！？やばくない！？
と思ってたら、5分位したら桜島が全く見えなくなってるんですよ。噴煙が広がって下のほうに来たので、モニターの画面全体が、もわもわした灰色に包まれてゆく…。

そして来ました。昼なのに夜が。
ワンピースのフロリアントライアングルか！って感じで、真っ暗に…。
よく映画である近未来の廃墟みたいな感じに町がなってるんですよ。
外の様子を映すカメラが上についてるからビルの上のほうは見えるんですけど、
下のほうが見えない。

そして、スタジオ内で
「あれ？なんか温泉みたいな匂いが…」
そう、硫黄の匂いがしてくるんですよ！びっくりしました。
スタジオ内まで進入してくるなんて、超強力！
お陰で自然の温泉に浸かれたぁ〜、極楽極楽♪
…とかなる位ならいいんですけどね。。。

その日は夜12時近くに会社を出たんですが、
そとはうっすら雪化粧ならぬ「灰化粧」。
ほんと温泉の匂いがするし、目がちょっと痛くなるんですよね。灰が巻き上がって。


そして次の日…。

外の風景を見てびっくり！
町が白い…。
雪国に対して灰国みたいだ…。
そして車が大変なことに…。
車全体が灰色。
灰、積もってる。

そして、早く洗車に行けばいいのに、まだ行ってないので灰が積もってる。
雨が降って固まってるし…

テニスコートもこんな感じ。


ここのところの雨で灰はもう流れましたが、
灰の洗礼を受けました。

そして会話で辛かったのが、

Ａ：「昔は灰がいつもこんな風に降ってたんだよ」
Ｂ：「へぇ〜」
（こっちでは灰のことを、方言で「へ」とも言う）

とか、
Ａ：「灰見に行く？」
Ｂ：「はい！」
とか返事をすると勝手にオヤジギャグの完成。
常に返事をするとそんな状態。
それに気づく自分もだいぶオヤジになってきたのかなぁ〜。

はいはい…。

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